PlateauUtils

3D都市モデルをパースしPythonに読み込むためのPythonライブラリ

citygml · plateau-tool
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Stars:8
License:Apache License 2.0
更新:2025/12/15

README

Plateau Utils

1. 概要

本リポジトリでは、2023年度のProject PLATEAUが開発した「Plateau Utils」のソースコードを公開しています。

「Plateau Utils」は、PLATEAUで公開されている3D都市モデル(CityGML・3DTiles/MVT)をパースして、Pythonに読み込むためのPythonライブラリです。

2. 「Plateau Utils」について

「SAR衛星解析による洪水被害の推定システム」では、人工衛星観測データ(SARデータ)から分析した浸水範囲と3D都市モデルの地形モデル及び建築物モデルをマッチングさせることで、家屋単位での浸水深の算出および被災判定を行います。
この処理の一部として、「Plateau Utils」は、3D都市モデルが持つ家屋の属性情報を抽出し、Pythonライブラリ上で扱えるようにする機能を提供します。

本システムの詳細については技術検証レポートを参照してください。

3. 利用手順

本システムのインストール手順及び利用手順については利用チュートリアルを参照してください。

4. システム概要

【3D都市モデルのパーサ】

①3D都市モデル(CityGML)のパース

  • 3D都市モデルのCityGMLのZIPファイルのURLを指定することで、3D都市モデルのパースを行うことができる。
  • 3D都市モデルのCityGMLのZIPファイルのURLはG空間情報センターから取得できる。

①3D都市モデル(3DTiles、MVT)のパース

  • 3D都市モデルの3DTiles、MVTのZIPファイルのURLを指定することで、3D都市モデルのパースを行うことができる。
  • 3D都市モデルの3DTiles、MVTのZIPファイルのURLはG空間情報センターから取得できる。

5. 利用技術

種別名称バージョン内容
ライブラリclick8.1.3コマンドラインインターフェース (CLI) を作成するためのライブラリ
numpy1.26.2数値情報処理の根幹ライブラリ
pandas2.1.4データ解析や操作を容易にするためのデータ構造とツールを提供するライブラリ
Pillow10.0.1幾何学的��操作を行うためのツールを提供するライブラリ
py3dtiles7.0.03D地理情報のためのタイルセットを生成・利用するためのイブラリ
pyproj3.6.1座標変換用のライブラリ
requests2.31.0HTTPリクエストを行うためのライブラリ
shapely2.0.1Python Imaging Library (PIL) のフォークとして開発された画像処理ライブラリ
tqdm4.65.0データのダウンロードの進捗を表示

6. 動作環境

  • 本ユースケースにおいては、動作環境としてGoogle Colaboratory(2024/02/01時点)を使用しています。
項目GoogleColaboratoryでの動作環境(2024/02/01時点)推奨環境
CPUコア数2,スレッド数4同左
GPUTesla K80 GPU等同左
メモリ12.7GB以上同左
ネットワークネットワークからのダウンロード機能を使用しない場合はネットワーク環���は不要
ネットワークからのダウンロード機能を使用する場合、ネットワークを閲覧できる環境が必要
同左

7. 本リポジトリのフォルダ構成

フォルダ名 詳細
flood_converter浸水を3DTiles、PNG、XYZタイルへ変換する
mesh_geocorderポリゴンや地物をメッシュコードのリスト化する
parser読み込んだCityGMLやMVTをパースする
tile_listポリゴンや地物をタイル化する

8. ライセンス

  • ソースコード及び関連ドキュメントの著作権は国土交通省に帰属します。
  • 本ドキュメントはProject PLATEAUのサイトポリシー(CCBY4.0及び政府標準利用規約2.0)に従い提供されています。

9. 注意事項

  • 本リポジトリは参考資料として提供しているものです。動作保証は行っていません。
  • 本リポジトリについては予告なく変更又は削除をする可能性があります。
  • 本リポジトリの利用により生じた損失及び損害等について、国土交通省はいかなる責任も負わないものとします。

10. 参考資料